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みどりねこ日記

よくわからないけど、頑張りますよ。

動物がものになるとき

日記

昨夜遅くに帰宅してお酒をあおったあとそのまま寝てしまったようで、起きると11時になっていた。 今日は講義が休みだったので大したことはない。さて、同人誌の記事を書かねば。

自宅で同人誌が書けないことは自明なのでとりあえず駅前の美味しいワッフル屋にでも行ってみよう。 久しぶりだし髪も切って。

そう思って外に出ると雪が降っていた。 広島で暮らしている頃はホワイトクリスマスにあこがれていたけれど、長野に来てからはとにかく降らないことを祈って毎日を過ごしている。 しかも今日は-5℃とかなんの冗談なんでしょうかね。 北海道ではよくあることだそうですが…

美容院のお姉さんと世間話していると、今までに飼ったペットについて話が広がった。 今でもミミズだって触れるなどとのたまう美容院のお姉さん。 僕も昔はミミズとかカタツムリとかカメみたいなアレな動物飼っていたが、いまではナメクジだって触りたくないのに!

余談だけれど、ミミズを与えるとカメが喜ぶので、小学生のころいつも庭を掘り返して探していた。ある時、 ミミズを繁殖させれば簡単だと思いついて水槽に泥をたくさん入れてミミズファームなるものを作った。 彼らが水の中で活発に活動することを知っていたので嬉しがっているんだと思い水をジャブジャブ入れた。 私の可愛い家畜たちは一夜にして肥大化し大成功に思えたが実際にはミミズファームは全滅していた。溺死である。 ミミズは水の中で呼吸できないので、雨の日に地表に出てくるということをその時知った。アーメン。

そんな話をして、僕の髪がさっぱりしてきたころ、接待気味になってきた生返事お姉さんが 「次は何を飼われるんですかー?」 と聞いてきた。

その質問で、ふと今年の夏に食事をした高校の同級生の家族を思い出した。

その家族は昨年から犬を飼い始めたらしく、珍しい犬種らしい。 うちも犬を飼っているので自然と犬の話になる。

犬を飼い始めた経緯について聞くと、どうやらインターネットショッピングしたらしい。 犬種は忘れたが確かに珍しいらしく、その犬種の特定毛色の犬が飼いたかったそうで、 インターネットでその毛色の犬をたまたま見つけたらしく電話越しで「注文」したそうだ。 この時点で僕はかなり胸糞悪い気分だったのだが。

そして届いてみれば、その犬は表記されていた毛色とは全く違う色だったそうで、 要するにペット詐欺に引っかかったのだ。 「返品」をお願いしたが受け付けてもらえず、「仕方なく」飼うことになったという。

そしてあろうことか、その毛色の犬があきらめられず、別の業者に再び電話越しで「注文」。 今度はその毛色の犬が届いたとおもいきや、体調が悪い。 しばらくしても治らないので獣医に連れていくと皮膚病だという。 その原因は染料。

犬は客の要望に合わせて業者に色を塗られて売られていたのだ。

染料を落とすと全く違う色の犬になり、家族は「がっかりした」そうだ。

はっきり言って僕はこの家族と食事することが苦痛でならなかった。 この話を聞いた時点で席を立ちたかったが、そもそも同級生が僕の家族に会いたいと言い出して、 僕がセットアップした会だったのでそういうわけにもいかない。

そのあとしばらくそんな話を聞き続けた。

「うちの犬たちに会いに来て欲しい」なんて言っていたが、 もう一生その家族と会うことはないだろう。 会いたくない。

その家族の言い分もわからなくはない。 高いお金を払って思い入れのあるものを買ったつもりが、ぜんぜん違うものだったら返品もやむなしだろう。

しかし、犬は動物なのだ。 動物はものなんかじゃない。

なにがあっても最後まで面倒をみるという覚悟がない人が動物を飼おうとしないでほしい。

というのが僕が率直に思った意見だ。 しかしふと自分を見返すと、僕は確かに犬やカメを大事に飼っているつもりだけど、 では死なせてしまったミミズや幼い頃に飼おうとして共食いさせてしまったバッタはどうだっただろうか。

動物を飼うと自分のエゴや人のエゴが見え隠れするようになる。

そもそも動物は飼われるべきなのか?動物は商品として、ものとして扱うべきなのか?

僕にはわからない。 ただ、せめて我が家の愛犬を大事に育てようと決めた。

さて、現実逃避をやめて原稿を書こう。